今を原点に明日に向かって真に求められる医療を

 昭和62年10月に最新の医療をきめ細かく患者様に提供しようと本院を立ち上げました。手術はもちろん、抗癌剤治療、放射線治療、新生児未熟児治療まで可能な設備と技術をもって皆が結集して病院を築き上げました。治療方法もどんどん進歩して行きますが、医師、スタッフ一同当初の理念を忘れず鋭意努力を重ね今日に至っています。病院のシステムも個人経営から法人経営に移行し、経営の安定化、将来に備え新しい人材の育成、技術の修得に努めています。産科においても、私たちは一人一人を大切に満足の行く医療を心がけています。自分の納得のゆく医療をしようとの決意のもとに職員一丸となって日々の診療にあたっています。

 病院のシンボルマークは三つ葉のクローバーですが、実際には四つ葉で完成します。診療、教育、研究の三つの柱に加え、無限の可能性というもう一つの葉が隠されています。今を原点に明日に向かって真に求められる医療を行うことが私達の基本理念です。

理事長 秋山 實男