一孔式腹腔鏡手術

 いわゆる腹腔鏡手術はカメラガイド、操作孔が必要で最低3ヵ所お腹に穴を開ける必要があります。さらに卵巣嚢腫、子宮筋腫を取り出す場合は、4番目の穴が必要です。一孔式腹腔鏡手術は、この4番目の穴一つで全ての手術を行う方式です。特徴は言うまでもなく1ヵ所の穴で全てが行えることから、疼痛はもとより手術後回復も早く、個人差はありますが術後7日目には退院して普通の生活に戻ることが可能です。
 また横切開ですので、創が殆ど目立たず美容上にも優れています。さらに腹腔鏡手術で最も事故の多いカメラガイドを挿入する際も、開腹手術ですので安全に腹腔内に到達できます。
 この手術では卵巣嚢腫は全て可能ですし、子宮外妊娠、卵管癒着なども修復が可能です。さらに子宮筋腫も可能で、300gの子宮筋腫であれば30分から60分以内で分割してカメラガイドの穴から摘出可能です。
 極めて熟練を要する手術ですが、当院ではすでに500例余りの実施実績があります。

院長 秋山實男

 

手術手順

  1. 全身麻酔にて行ないます。ラリンゲアルマスクを使用しますので麻酔後の喉頭不快などの副作用はほとんど有りません。

  2. お腹に小切開の設計図を記します。腹壁ドレープを使用し直接肌には記入しません。

  3. 電気メスと指で小切開を入れます。

  4. トロカールを挿入して腹腔内を観察します。

    トロカール

    トロカール

  5. トロカールを外して、LAP PROTECTORを挿入します。

    LAP PROTECTOR

    LAP PROTECTOR

  6. カメラ、操作鉗子を挿入します。

  7. 手術操作を行います。

    腹腔鏡での手術

    一孔式では、一つの穴ですべての操作を行います

    内視鏡による筋腫核出術の図式I

    内視鏡による筋腫核出術の図式 I

    内視鏡による筋腫核出術の図式 II

    内視鏡による筋腫核出術の図式 II

  8. 閉腹します。手術が完了です。

    腹腔鏡での手術創(一孔法)

    一孔式では、手術創が1ヵ所のみです

    腹腔鏡での手術創(従来法)

    従来法では、手術創が4ヵ所になります


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