乳がんの検査

乳がんの検査には以下の 1) ~ 5) の検査があります。

1) 視診・触診 医師が実際に眼で見て、触って乳房を検査します。
2) マンモグラフィ 乳房専用の特殊なレントゲン装置で乳房を撮影します。

※当院の乳がん検診は「豊胸手術」の方、ペースメーカー装着、妊娠中の方はマンモグラフィは実施致しません。
エコー検査から行います。予約時にお伝え下さい。
3) 超音波検査 超音波エコーで検査します。
4) 細胞診 乳房の腫瘍が疑われる場合、細胞を採取し顕微鏡で悪性度を調べます。
注射用の細い針で病変を刺し、細胞を吸引する「穿刺吸引細胞診」と乳頭からの分泌物を採取して細胞を調べる「乳頭分泌物細胞診」があります。
5) 組織診 細胞診よりも若干太い針で組織を採取し、病理組織診断で確定的診断をします。
同時にその癌の性質(ホルモン感受性、HER2出現状況)を調べます。

 

マンモグラフィについて

マンモグラフィは乳腺のレントゲン写真です。
マンモグラフィでは触れないシコリや小さな密集した石灰化像から乳がんを見つけます。

正常乳腺は白く写ります。
授乳経験のない方や、20代の方は乳腺の密度が非常に濃い為、全体的に白く写る傾向があります。
しこりや病変も白く写るので、20代に多い、全体に白い画像の中から白いものを見つけ出すのは、難しいです。

当院は女性のマンモグラフィ撮影認定診療放射線技師が撮影します。

マンモグラフィ画像

当院のマンモグラフィ装置はこちら

 

エコー(超音波検査)について

エコーは白い乳腺組織の中に病変が黒く写るので、乳腺密度の濃い人でも見つける事が可能です。

エコーで発見された乳がんも少なくありません。
そのため、当院では、原則として20代で授乳経験のない方はマンモグラフィを撮影せず、エコー検査を最優先といたします。

乳腺疾患のエコー画像

当院の超音波断層装置はこちら

 

マンモグラフィとエコー検査の利点・欠点

  利 点 欠 点
マンモグラフィ
(レントゲン撮影)
  • 乳房の全体像が見れる
  • 石灰化病変を見つけやすい
  • 多少の被ばく
  • 痛み(個人差あり)
  • 乳腺密度が濃いと隠れて見えないものがある
エコー検査
(超音波検査)
  • 被ばく、痛みがない
  • 乳腺に隠れた病変を見つけやすい
  • 妊娠中も受けられる
  • リアルタイムで見れる
  • 石灰化病変の病出が難しい
  • 一度に見れる範囲が狭い
    (そのため乳房全体をくまなく検査します)
  • 全体像がわかりにくい

以上の事から、マンモグラフィとエコー検査を組み合わせて早期乳がん発見率の向上に努めています。