オーダリングシステムについて

 オーダリングシステムとは、検査や薬の処方などにかかわる情報伝達システムのことであり、電子化により業務の省力化とより良いサービスの提供を目指すものです。具体的には従来医師が紙に書いていたオーダ(検査内容や処方箋)をコンピュータに入力すると、関連部門の業務も連動し、それ以降の診療から医事会計業務までの迅速化と精度向上に最大の利点があります。

 本システムの導入に伴い、待ち時間の短縮や伝達不備による医療事故の防止が期待されます。さらに業務の省力化により、看護業務などにおいて一層充実したサービスを提供出来るものと確信しております。

 なお、当院のオーダリングシステムは、サンマイクロ社の最新のJava Cardと呼ぶICカードを使って認証し作業をする仕組みになっています。無線LANの設備や部署でのノートパソコンなどは必要なく、院内であればどこでも端末にカードを差し込むだけで作業をすることが出来ます。端末はディスプレイの機能しか持っていませんので、磁気や騒音の発生などはありませんし、もちろんセキュリティの面でも万全です。職員が首から提げているカードにはチップが内蔵されており、IC機能とともに身分証明にもなっております。