タイミング法・人工授精
結婚後、避妊をやめればすぐに赤ちゃんを授かると考えている方も少なくありません。日本産科婦人科学会では、「夫婦生活をおこなっていても1年以上妊娠しない場合」を不妊症と定義しています。
当院は、「タイミング法」「人工授精」「体外受精・顕微授精」に対応しております。不妊治療は、からだへの負担が少ない方法から段階的に進めていくのが基本です。年齢や検査結果、これまでの治療歴などをふまえ、お一人おひとりに合った治療方法を医師がご提案いたします。
1.タイミング法について
基礎体温、経腟超音波検査による卵胞の大きさ、尿中・血中のホルモン値(LHなど)から排卵日を予測し、妊娠しやすい時期に合わせてご夫婦生活を持っていただく治療法です。特別な処置を行わないため、からだへの負担が最も少ない治療法です。
主な検査・方法
- 基礎体温表による排卵時期の推定
- 経腟超音波検査による卵胞発育のチェック
- 尿中LH検査・血液検査による排卵日の予測
- 予測した排卵時期に合わせたタイミング指導
初めて不妊治療を受ける方、排卵に大きな問題がない方、原因不明不妊の方などに、まず行われることが多い治療法です。
2.人工授精について
ご主人の精液を洗浄・濃縮し、運動性の良い精子を選び出したうえで、排卵の時期に合わせて細いカテーテルを用いて直接子宮内に注入する治療法です。麻酔は不要で、外来で数分程度の処置ですみます。人工授精の1回あたりの妊娠率は、一般的に7%前後といわれています。
対象となる主なケース
- 精子の数や運動率がやや少ない場合(軽度の男性因子)
- 頸管粘液の分泌が少ない、精子の通過性が悪い場合(頸管因子)
- 性交のタイミングが難しい場合
- タイミング法を一定期間行っても妊娠に至らない原因不明不妊の場合
処置後に軽い出血や生理痛のような違和感が出ることがありますが、通常は数時間程度でおさまります。
3.体外受精・顕微授精へのステップアップについて
タイミング法・人工授精を一定の周期数行っても妊娠に至らない場合は、体外受精・顕微授精などの高度生殖補助医療への移行をご検討いただきます。
何周期でステップアップするかは、年齢・卵巣の状態・不妊原因などにより一人ひとり異なりますので、詳しくは診察の際に医師にご確認ください。
体外受精・顕微授精の詳細は「高度生殖補助医療」のページをご覧ください。







